八王子夢美術館で開催された横山センセの展覧会の模様についてただいま図録を取り寄せております。正確な機体名があった方がいいとアドバイスをいただきましたので届き次第、内容の改変作業をします。※とりあえず投稿したままの状態で掲載します。

Ma.K.クレーテ(マシーネンクリーガー)の魅力

Ma.K.クレーテ(マシーネンクリーガー)の魅力
クレーテ
クレーテ

マシーネンクリーガーに登場する兵器の中でも
異色の存在感を備え、
わたしも大好きなクレーテとその魅力をお伝えします!

3Qクレーテ ボックスアート
3Qクレーテ 箱絵

 

「変なの!!」

初めてクレーテの箱絵を見たときの衝撃は忘れられません。
とにかく頭の中は「!?」でした。

頭でっかちで二足歩行で妙にリアリティがある。

箱絵の雰囲気はいわゆる戦車みたいな感じもありますし、
一瞬、「第二次大戦で実在したのか?」と思ったのを覚えています。

当時、マシーネンクリーガーのことも
原作者の横山宏先生のこともちっとも知らず
「プラモデルといえばガンプラ?」程度の認識だったこともあり
クレーテはとにかく衝撃でした!

今にして思えばもうこのときには
Kow Yokoyamaデザインの魅力にやられていたわけです。

クレーテのフォルム

クレーテ 砲塔部
クレーテの砲塔部 ごろっとした塊感
クレーテ 脚部
クレーテ 脚部 細い!

 

クレーテの面白さはなんといっても
その独特のフォルムです。

砲塔からボディにかけての

かたまり感のあるマッシヴなシルエット
そしてそこから突き出た頼りなさげな二本の脚。

箱絵の雰囲気も含めて

てっきりヨーロッパあたりの製品だと思ったのを覚えています。

クレーテのザコ感がたまらない

クレーテ 側面
重心が高すぎて欧米からの外国人力士みたい
クレーテ バルカン砲
バルカン砲

 

クレーテってすごく弱そうです。
すぐ転びそう。

兵装もバルカン砲しかないし、
機関部むき出しだし。

でもそこがいいんです。

ガンダムで例えるならザクジムかと言いたいところですが、
もっと弱っちい「ボール」あたりが
一番しっくりくるんじゃないでしょうか。

とにかくそのザコな雰囲気がたまらなくいいんです。

ホントはスゴイ? クレーテの性能

しかしですね。
どうもクレーテはそんなにザコじゃないような記述が
キットの説明書きなどにあるんです。

3Q モデルのクレーテ箱絵の解説を引用します。

ボムフォル&チオネル社製の無人強襲偵察用二足歩行戦車クレーテは、
その優れた実用性を認められ、
2884年にシュトラール軍正式兵器として採用された。

クレーテは良好な脚駆動装置により不整地行動能力に優れ、
どんな悪条件のもとでも確実に行動することができた。

また、タングステンと特殊耐熱セラミックとの
複合装甲板を張りめぐらせた強固な装甲防御力をもつうえに、
機体構造は無類の頑丈さを誇っていた。

さらに搭載されたMG515バルカン砲は、
シュトラール軍の保有する、最も弾道性能の良好な兵器だった。

そして、最高とはいえないまでも、
前線部隊の要求を充分に満たせるレベルの偵察用コンピュータをはじめとする
偵察用電子兵装をも備えていた。

このように優秀な性能をもつ二足歩行戦車クレーテは、
シュトラール軍が装備した
初めての無人戦闘兵器として充分に活躍したあと、
より高性能なノイスポッター型派生兵器にその席を譲ったが、

第一線から退いたあとも後備兵器として多数が使用され続けた(3Qモデル クレーテ 1/20 WAVE 箱絵説明書きより引用)

 

怪しい…ボムフォル&チオネル社

解説でいくつか気になるところがあるのですが
まず「ボムフォル&チオネル社」という
企業名が出てきます。

兵器をシュトラールに供給している一方で、
傭兵側にも兵器を売っているようです。

いわゆる死の商人ということでしょうか。

1970年代まで続いたベトナム戦争は
軍産複合体が仕掛けた金儲けの戦争
といわれていますが
このマシーネンクリーガー世界の戦争の黒幕
このボムフォル&チオネル社じゃないかという気がしますがどうなんでしょう。

不正地行動能力

クレーテ 脚
ある程度平らなところなら…

 

良好な脚駆動装置のため
不整地行動能力に優れているとのことですが、
これはどうなんでしょうか。

不整地というのは
文字通り整地されていない土地を指すようです。

岩場なんかは無理にしても
多少の傾斜なんかは
えっちらおっちら登ってくれそうではあります。

 

 

強固な装甲防御力

クレーテ 機関部
むき出しの機関部

 

装甲自体はしっかりしてそうです。

装甲の形状もゆるいカーブを描いていて、
実弾系のものは跳弾的に弾いてくれるものもありそう。

しかし、機関部やバルカン砲のある部分は
装甲自体がないですからね。
被弾したら一発アウトでしょう。

 

偵察用電子兵装

囁くのよ…私のゴーストが
囁くのよ…私のゴーストが

これは大丈夫でしょう。

なにしろ2884年の正式採用です。

そのときには車の自動運転どころか
全身を義体化して電脳がアレでゴーストが囁く
機動隊のもっと後ですからね。

かなり高性能な電子兵装でしょう。

でもマシーネンの世界では風の谷のナウシカばりに
そうした高度な技術は失われているような気もします。

だとするとクレーテはけっこうおバカかもしれませんし
私はむしろちょっと抜けてるくらいのクレーテがいいなあと思ってしまいます。

多数が使用され続けた

これもその通りであってほしいです。

イメージではニーゼやケッツァーのような
強力な旗艦機体の指揮の下で
大勢のクレーテが一斉に動き出すような戦闘を思い描いています。

またはもともとの任務である強行偵察の名の下に
延々と哨戒というか偵察を単独で続けているようなイメージです。

どちらかというと後者のはぐれクレーテのイメージが好きです。

クレーテ改良型 2機種

我らがクレーテにはその素質を見込まれて
派生機種が登場します。

マシーネンクリーガーの登場兵器というWikipediaにある
クレーテについての記述を引用します。

クレーテ(T.W.-47 KRÖTE)

ボムフェル&チオネル社が開発した2脚歩行自動戦闘機械。

強行偵察用にシュトラール軍が調達した。

ノイスポッターの配備により一時前線から退くが、

後に高度な戦闘AIと夜戦能力を付与した改良型「キュスター」や

対装甲車両戦闘用に旧式ではあるが

PAK43/2 75mm砲を搭載した「パックレーテ」が登場した。

(Wikipedia マシーネンクリーガーの登場兵器より)
夜間戦闘向けのキュスター

長砲身を装備したパックレーテ

上記はどちらもキット化されていますが
私はまだどちらも作っていないのです。

いつか作る気ではいるのですが、
なかなか手が出ていない状態です。

こうして見るとクレーテはなかなか優秀です。

しかし、わたしはクレーテはきっと弱っちいと思っています。

弱っちくて愛嬌があって、忘れたころにちょっと活躍する、みたいな。

クレーテ

マシーンネンクリーガーの世界

あんまりクレーテのことを褒めていないのですが
すこしでもクレーテの魅力が伝わればいいなと思い
妄想込み込みで書きました。

マシーネンクリーガーには明確な主人公や
一貫したストーリーが存在しないせいか
機体そのものに対する思い入れが
どうしてもそのデザイン面のすばらしさにフォーカスされます。

それはまさにマシーネンを楽しむ上で大正解なのですが
夢見がちな私はそこからこの機体は
どんな動きをするのか、戦い方などを思い浮かべながら作っています。

そうしたことを思っていると
だんだんその機体に愛着が湧いてきます。

愛着が湧くとだんだん、いち機体が
人格めいたものを持って私に迫ってくるのです。

そのあたりをお伝えできればと思って
手前味噌ながらかなり時間を掛けて書いてみました。

マシーネンクリーガーには
他にもかっこいい機体がたくさんあります。

興味を持たれた方はぜひ「マシーネンクリーガー 画像」で検索してみてください。
たまにこの-MOKEMAGA-ものぞいてみてください。

きっと新しい世界が開けると思います。