マシーネンクリーガー クレーテ製作記② とにかく速い!光硬化パテでABS素材の合わせ目を消す
- 2018.07.28
- KRÖTE / クレーテ

合わせ目を消す!


クレーテのボディのあちらこちらに
バキッと入ったパーツの合わせ目。
けっこう目立つ場所に合わせ目がありますので
これをしっかり消していきます。
ちなみにこのクレーテ、ABS製でちょっと堅かったですが、作業内容的にはプラスティックモデルと同じようにできました。
合わせ目にある段差をならす

まず合わせ目の段差をヤスリスティックや棒ヤスリならしました。
曲面に追従する程度の削り具合を目指して、削った粉が舞わないように水研ぎで作業します。
水には少しだけ洗剤を混ぜておきます。
こうすると洗剤の界面活性剤のおかげでヤスリの目詰まりが起きにくくなります。
このクレーテは塗装済みなのでヤスリ掛けをすると塗装が剥がれてしまいますが、後でリペイントするので構わず削ります。
このとき削った面が周りよりへこんでしまうほどやらないように気を付けます。
また削った面は適度に荒らされて、このあと塗るパテの食い付きが良くなる効果も狙っています。
ある程度段差がなくなったら合わせ目にパテを盛ります。
光硬化パテ

使用したのはタミヤ光硬化パテです。
合わせ目消しにはなかなか使い勝手の良いパテで最近はずっとこれを使っています。
その名の通り光を浴びせると硬化するかっこいいパテで、硬化時間が短いので重宝します。
直射日光だと1~2分で硬化しきります。
また肉ヤセもほとんどないので、完成型に近いイメージで塗っておけます。
一液性で使いたい分だけ使えるのもムダがなくていいですね。二液性だとどうしても余分が出たり足りなくなったりしますから。
合わせ目に光硬化パテを盛る


合わせ目に光硬化パテを盛っていきます。
盛り作業はつまようじで事足ります。
作業後そのまま捨てられるのもつまようじの良いところですね。
光の力で硬化

盛り終わったら、光をあてます。
この日は良い天気であっという間に固まりました。
そんなに時間掛からないのですがその間に食事を済ませます。
硬化したらまたヤスリ掛けです。
パテとキットの際、山盛りの頂点部分、ここがなだらかになるように、イメージして作業します。
はじめはまっすぐな面をやりやすいヤスリスティックや棒ヤスリを使い、均した後、際にスポンジヤスリを使ってパテとキットの境目かわからなくなるように細かくヤスリをかけていきます。
水研ぎ

このときも水研ぎをしますが重宝したのがフィルムヤスリです。
光硬化パテは切削性が高く、削りやすいので粉が出ます。
前もってヤスリでならしたこともありパテが残るのはほんの少しで、ほとんどは削り落としてしまいます。
そのため削った粉が大量に出ますのでヤスリが目詰まりしやすくヤスリの消耗も激しいのですが、ことフィルムヤスリにいたっては持ちが良くずっと使えました。
まだ売っているところが少ない気がしますが、フィルムヤスリおすすめです。
このヤスリ作業はやった時間がそのまま効果に現れる部分なのでコツコツやっていきます。
飽きないように録画した番組でも流し見しながらやるといいと思います。
流し見しながら、滑らかになるまでしっかりやります。
水研ぎだとヤスリを水につける度に粉が流し取れてフレッシュな状態で作業面を見ることができます。
削った粉のせいで滑らかになっているように見えてしまう「疑似なめらか状態」も防げるはずです。
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